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ベストバイの Twitter 活用術(前編)〜従業員2,100人が、たった1つのアカウントで生活者と対話する

ヤマダ電機の公式 Twitter アカウント一覧 写真一覧(7件) 1月、ヤマダ電機は、Twitter の活用を開始した。図は、そのアカウントの一覧表だ。国内の家電量販店で最も積極的に Twitter を使っている企業だろう。ページの最後には「上記アカウント以外は当社が公式に認めるものではありません。当社を連想させるアカウントにはご注意下さい」と明記されている。公式アカウントは合計17件。オフィシャルアカウント@yamada_official 以外は、地区ごと(首都圏は店舗ごと)に別々に用意されている。それぞれのアカウントで管轄店舗のタイムセール情報などを配信している。LABI 仙台店では、店員さんの氏名(苗字)を明記しての Tweet も見られる。読んでいて、親近感もわいてくる。方や、図のように某紳士服店のチラシ広告を彷彿とさせる、ユニークなプロモーションが展開されることもある。このように、アカウントによって独自の工夫にがあったり、Tweet の多さにギャップがあったりするが、全社的な取り組み方針・ポリシーは明快だ。すべてのアカウントのプロフィール欄には、「ヤマダオフィシャル Twitter に関するご意見は受け付けておりません。ご了承ください」との記載がある。要するに、情報発信のためのツールとして活用していることがわかる。店舗関係者との対話ができないので、あえてフォローしない読者も多いせいか、follower が500件に満たないアカウントも結構ある。following 数もすべてのアカウントで16件。他の公式アカウントを登録しているのみだ。Twitter は双方向のコミュニケーションツールだ。折角、生活者と対話ができるインフラがあるのに、対話しないのは勿体無い。直接生活者と対話することで、ロイヤルかストマーを獲得できる可能性もある。しかし、大規模な家電量販店で、そのような使い方をするリスクは想像に容易い。少し考えても、・応対する店員によって回答内容に矛盾があった場合に収集がつかなくなるのではないか?・敵情視察目的の競合店の問い合わせにも対応して、情報を与えることにならないか?・丁寧な応対をするには、相当のコスト(人件費)がかかるのではいか?・会話をしたから、営業的・ブランディング的な効果がどの程度あるのか?・クレーマーが増長する機会を与えないか?・何の関係ない一企業の一サービスに、顧客対応窓口を委ねることは、情報管理上もサービス提供責任上もよろしくないのはないか?・対応要員を育成する時間も余裕もない。現場は反発するのではないか?・業務として実施する場合、例えば夜間や休日のツイートは残業扱いとしなければならない。労務管理上も問題があるのではないか?等々、心配事は尽きない。このあたりの懸念点に解をもたないと、とても Twitter を活用した対話に踏み切ることはできないだろう。しかし、15万人を超える従業員を抱える世界最大の家電販売チェーン「ベストバイ」は踏み切った。アカウント名は@twelpforce。follower 数は2万4,000人強と世界最大の家電販売企業にしては控えめだ。Tweet 数は2万4,000件を超える。アカウントの設立が、昨年の7月中旬なので8か月程度の「若い」アカウントだ。平均すると100件/日程度のツイートがなされている計算になる。アカウント立ち上げ時期には、テレビ CM も作っている。今も YouTube で視聴できる。青い作業着を着たベストバイの社員で満員のスタンド。ひとりの人がフィールドから質問を投げかける。即座に大勢が手を上げる。そのうち、何人かが交互に立ち上がり、回答する。質問する人・質問内容・回答する人が変わる3パターンの CM 映像が用意されている。サービスのコンセプトを理解するには大変わかり易い。要するに@twelpforce は、生活者の質問に大勢の従業員が回答するためのアカウントだ。ベストバイは、何の準備も無しに@twelpforce をスタートしたのではない。@bestbuy という Twitter アカウントを2008年11月にスタートさせている。現段階では2009年1月以降のタイムラインのみが確認できる。立ち上げ当初の Tweet を読むと「商品のディスカウント情報を配信」したり、「マーケティングマネージャの募集」をしたり、「従業員がどのように活用すればいいか問いかけたり」している。一貫性もなく、誰に向かって発信しているのかも定かでない。いろいろ試行錯誤をしてた様子だ。このアカウントで9か月の経験を積み、2009年7月に@twelpforce を立ち上げている。以降、ホームページや Facebook のファンページ、ブログ、先のコマーシャルなどのメディアでの Twitter アカウントの案内は、すべて@twelpforce となっている。この結果、図のように@bestbuy から@twelpforce にシフトしてきている。現在の@bestbuy は広報などの情報配信用(といってもそれほど Tweet は多くない)に使われている模様だ。そして、@twelpforce は生活者と従業員の対話(質問に対する回答)に特化した使われ方をしている。前出のヤマダ電機は店舗・地域ごとのアカウントを用意している。ウォルマートも、カテゴリー別に13個のアカウントを用意している。これに対して、ベストバイの生活者との対話用アカウントは@twelpforce 一つだ。昨年12月、ベストバイのソーシャルメディアマネージャの John Bernier 氏はインタビューで、2,100名の従業員が@twelpforce に参加していると話している。2,100名の誰が答えてもよいのなら、ひとつの質問に100人がバラバラの回答するかもしれない。質問する方も混乱するだろう。誰も答えないのであれば、放置される質問も出てくるだろう。普通に考えたら収集つかなくなるのが関の山だ。John Bernier 氏はインタビューの中で、運用を軌道に載せたポイントとして、・80%準備ができた段階で、@Twelpforce をスタートしたこと。・ソーシャルメディアポリシーを準備したことで、2〜3か月の準備期間で2,100名もの従業員が参加するこをと可能にしたこと。・社員同士、相互に助け合いながらソーシャルメディアのエキスバートに育っていったこと。・connecttweet を活用して、大勢の従業員がひとつのアカウントで?Tweet できるようにしたこと。を上げている。実際のところどのような対話がなされているのか?次回は、引き続き twelpforce のツイート内容の分析結果や運用ルール、仕組みについて紹介する。【当コラム執筆は、Looops Communications 副社長 福田浩至 が担当しています。ご意見、コンタクトなどお気軽に twitter アカウントにどうぞ】■関連記事ループス、三井法律事務所と提携し「ソーシャルメディア・ポリシー」コンサルティングを開始つかず離れず…ソーシャルウェブと Skype の微妙な関係Amazon EC2 体験記〜今日本でできること/できないこと(前編)「何百人が一斉にテスト、バグがなければタダ」 驚きのテスティング・サービス uTest【体験編】ソフト開発の常識が変わる!「何百人が一斉にテスト、バグがなければタダ」という凄いサービス

DEEP、6月にシンフォニックコンサートツアーを開催

写真拡大 4人組ボーカルコーラスグループのDEEPが、全国ツアー<DEEP LIVE TOUR 2009-2010 “Endless road”FINAL>のファイナル公演を3月14日、東京国際フォーラムにて開催した。ライヴ中には、6月にストリングスをバックに従えたコンサートツアー<DEEP SYMPHONIC CONCERT TOUR 2010>を開催することを発表して会場を沸かした。◆DEEP 画像@2010.03.14<DEEP LIVE TOUR 2009-2010 “Endless road”FINAL>ファイナルリーダーのTAKA、およびオーディション<EXILE Vocal Battle Audition 2006 〜ASIAN DREAM〜>出身のYUICHIRO、KEISEI、RYOの4人組DEEPが、EXILE ATSUSHIプロデュースだった“COLOR”から改名後、初のセルフ・プロデュースによるツアーとなったのが今回のホール・ツアー。全国8都市・9公演で、2万2000人動員した。また彼らはこのツアーと時を同じくして、ライブハウスツアー<DEEP LIVE HOUSE TOUR 2010 “Endless road”〜THE ROOTS〜>も開催している。東京国際フォーラム ホール Aでのライヴには、3月13日、14日の両日で約1万人のファンが集結。ニューヨークのダウンタウンのストリートをイメージしたステージセット(実は彼らにとってステージセットを組んだ形でのライヴは初)に、黒系の衣装で決めたDEEPは、EXILEのATSUSHIが作詞した「青い鳥」のアコースティックバージョンや、4人が初めて声を合わせた曲「Tell Me It's Real」、DEEPに改名してからの第一弾シングルとなった「Endless road」(EXILE AKIRA出演「CHINTAI」CMソング)など全21曲の歌とコーラスでファンを魅了した。またアンコールでは、メンバーがリスペクトするマイケル・ジャクソンのカヴァー曲「Heal the world」を、会場のオーディエンスと一緒にハモリながら披露。誰もがステージ上のメンバーと一体となり、“5人目のDEEP”になっていた。「今回、東京国際フォーラムでのライヴは二回目になりますが、またこうして東京国際フォーラムでライヴを迎えられた事を幸せに想うとともに、このステージに携わって下さったすべての皆さんに心から感謝します。このステージはこれからのDEEPにとって大きな財産になり、ここからDEEPの新しい物語の始まりと言える素晴らしいステージになりました。」── TAKA?「こうして無事にファイナルを迎える事が出来て本当に嬉しく思います。まずは応援して下さる皆さんといつも支えて頂いている関係者の皆さんに本当に感謝しています。またこれからライヴで応援して下さる皆さんにお会いできる機会がたくさんありますので、その時を楽しみに日々精進していきたいと思います。」── YUICHIRO「?こんにちは、KEISEIです! 約二年ぶりとなった国際フォーラムでのライヴ! DEEPにとっても僕にとってもここからが本当の意味での始まりと思えるライヴになりました。こんな素敵なステージで歌えたことを応援してくれているすべてのみなさんに感謝したいと思います。本当にありがとうございます。これからも更なる進化を目指して頑張っていきますのでDEEPよろしくお願いします!」── KEISEI「まず、無事にツアーファイナルを迎えることができて本当みなさんに感謝しています。東京国際フォーラムでのライヴは、これまで行なってきたツアーの集大成なんですが、また新たなスタートに立った感じがします。そして次に控えているツアーに繋がるようなライヴができたと思います。さらに向上していく為に、この経験を生かし、日々精進していこうと改めて思いました。」── RYODEEPは今後、4月から全国22カ所を回るライヴハウスツアー<DEEP LIVE HOUSE TOUR 2010 “brand new story”〜THE ROOTS〜>を開催。その後、6月、7月とストリングスをバンドに追加した形での<シンフォニックコンサート>を行なう。【<DEEP SYMPHONIC CONCERT TOUR 2010>日程】6月24日(木) 埼玉 川口リリアホール ?6月30日(水) 名古屋 愛知県芸術劇場 大ホール7月1日(木) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール7月9日(金) 東京 Bunkamuraオーチャードホール◆DEEP オフィシャルサイト

バイクの加速性能をアピールするためのテーブルクロス引き動画

「0-100km加速が2.9秒というバイク”S1000RR”の特徴をアピールするため」に、BMWがバイクでテーブルクロスを引くというプロモーション動画を公開しています。..... 続きはコチラ

とらのあな×Tonyのビキニ少女フィギュア第2弾が発売! 脱衣可能

とらのあな「Toranoana&Creators Collaboration Figure Series 02【T2 ART WORKS】」フィギュアが発売となった。このフィギュアは、コミックとらのあなを運営する虎の穴と人気クリエイターによるコラボフィギュアシリーズの第2弾となる製品。2008年に登場した第1弾に引き続き、有名イラストレーターであるTony氏によるビキニ少女を立体化している。原型を手掛けたのは宮川武氏で、サイズは1/8スケール。オプションパーツとして、ビーチサンダル・浮き輪など浜辺関連アイテムが付属。特にタオルは、たなびくラインが美しく仕上がっている。このほか、「衣装は脱衣可能」(店頭のPOPより)という情報も。とらのあな「Toranoana&Creators Collaboration Figure Series 02【T2 ART WORKS】」 原型:宮川武 入荷ショップは、とらのあな秋葉原店B。マイクロファイバータオルがセットになった限定版も用意されている。【関連記事】□人気絵師による萌えイラスト仕様のiPhone 3G用カバーケースが登場! とらのあな限定(2010年1月14日)□「シャイニング・ウィンド 椎名夏音」フィギュアがオーキッドシードから!(2009年12月17日)□とらのあな秋葉原店AでTonyイラスト展! 約60点を展示、会場限定グッズも(2009年11月20日)□TONY、CARNELIANイラスト仕様の痛キーボードが登場! 全体に美少女キャラを印刷(2009年7月2日)【価格.com関連リンク】□ホビー□クチコミ掲示板:アキバ-ホビー【関連リンク】□とらのあな□Tony公式サイト【関連ショップ】:コミックとらのあな秋葉原店B

小・中学生が利用する携帯電話キャリアに男女間で違い――バンダイナムコゲームスとネットマイルが調査

株式会社バンダイナムコゲームスと株式会社ネットマイルは、小・中学生が中心に参加する情報交換インターネットサイト「サークルリンク」の登録会員に対し「携帯電話」についてのアンケート調査を実施、2010年3月16日、調査結果を発表した。有効回答数は560名。男女比は、男子:30.2%、女子:69.8%。学年は、「小学1年生」1.4%、「小学2年生」3.6%、「小学3年生」5.9%、「小学4年生」15.9%、「小学5年生」26.1%、「小学6年生」28.2%、「中学1年生」11.6%、「中学2年生」5.0%、「中学3年生」2.3%。調査期間は、2010年2月10日〜14日の5日間。まず、携帯電話の所有状況について質問したところ、「携帯電話を持っていないが、持ちたいと思っている」が54.1%と全体の半数を超え、次いで「自分専用のものを持っている」27.0%という順になった。性別でみると、「携帯電話を持っていないが、持ちたいと思っている」という回答は男の子が47.9%、一方女の子が56.8%となり、男の子よりも女の子の方が携帯電話を持ちたいという意向が強いことがわかった。また、学年別でみると、「自分専用のものを持っている」という回答が学年が上がるにつれ増え、小学校中学年・高学年は2割台だったが、中学生は3割を大きく超えている。所有している携帯電話のキャリアは、「ドコモ」が全体の44.2%と最も多く、「au(KDDI)」31.5%、「ソフトバンク」22.7%と続いた。性別でみると、女の子は「ドコモ」と「au(KDDI)」、男の子は「ソフトバンク」の所有率が高かった。携帯電話を持ったきっかけについて質問したところ、「一人で外出することが増えたから(防犯のため)」が全体の38.1%と最も多く、次いで「塾や習い事を始めるようになってから」27.1%となった。また、携帯電話を持って行く場面については、「友達だけで出かけるとき」63.8%が最も多く、次いで「友達の家に行くとき」60.5%、「塾や習いごとに行くとき」53.1%となった。通話やメールの相手について質問したところ、「学校の友達」が86.1%と最も多く、次いで「親」が85.7%。学年別でみると、「学校の友達」「学校以外の友達」の回答を選択する割合が学年が上がるにつれて増えており、交友関係の広がりがうかがえる。また、小学校中学年と、小学校高学年・中学校では、「学校の友達」と「親」の回答割合が逆転し、生活環境の変化を表している。使用している(使用したい)コンテンツについて質問したところ、「待ち受け画面」が全体の75.4%と最も多く、「デコレーションメール」58.9%、「着メロ」58.5%と続いた。性別でみると、男の子は「ゲーム」が84.0%で圧倒的人気。女の子は「待ち受け画面」や「デコレーションメール」といった回答が多く見られた。■関連記事小学生の1日のテレビゲーム時間は「平均54分」――GABA 調べ学年が上がるにつれ、PC で作った年賀状を利用する子どもが増加友情を深めるためにマイミク宅へピンポンダッシュ!―mixi アプリ「友情ピンポンダッシュ」小・中学生がクリスマスに欲しいプレゼントは「ゲームソフト」小学生の6割以上がメールをもらってから「10分以内」に返信――goo リサーチ調べ

Web フィルタの不具合修正方法―情報の氾濫を阻止せよ

「情報過負荷なるものは存在しない。あるのはフィルタの不具合だけである」2年前にメディアの新しい神様、Clay Shirky 氏が口にしたこの概念は、極めて真であり、心強い。実際のところ、すでにだれもがほぼすべてのものにフィルタリングをかけている。あなたもすでに、読むことのできる新聞、Web サイト、書籍、ブログ、そしてニュースレターの99.9%は読んでいない。また、交わされている会話の99.9%にも耳を傾けていないし、Twitter、Facebook、そして Google Buzz に投稿されている項目の99.9%もフォローしていない。おめでとう!残念ながら、途方に暮れているという感じがあるか、入ってくる情報に「ついていく」努力の方に時間を割かれているのなら、フィルタに問題があるのだ。最近は以前にも増して途方に暮れているように感じているだろうか? それは Google のせいだ。同社は、さらに多くの時間やエネルギーを要する情報処理でわれわれを困らせるソーシャル機能セット、「Google Buzz」を先週公開している。念のために言っておくと、意図的にそのようなデザインになったわけではない。しかし、当初のインプリメント通り、情報過負荷の仕様は Google Buzz の設計に組み込まれているものだ。Twitter や Facebook のように投稿のサイズ、スレッドの処理方法、インボックス内への整理方法に制限がなく、スレッドやメッセージを管理するツールがないことなど、すべてが組み合わさって Google Buzz はストレスの溜まるサービスとなっている。Google Buzz は、われわれがほかのものを排除できるよう支援せずに大量の情報を流し込んでくる。朗報なのは、Google がたぶんこのような状況のすべてを早急に修正し、Buzz を余裕を持って扱えるものにし、いずれはほかの情報もフィルタリングできるツールにしてくるであろうことだ。では、不具合のあるフィルタはどうやって修正するのだろうか? この問題の解決は、情報過負荷に関する理解を深めることなどがカギとなっている。● 情報過負荷を理解するまずは、自分が漸進的な軍拡競争が繰り広げられる状況のなかにいることを理解することが重要だ。情報をブロックする新しいフィルタを作成すると、インターネットはそのフィルタを回避して何としてもあなたのところに到達するという能力を進化させてくる。2番目に、情報過負荷というのは実際は精神力のことになる。これは心理学的で、生理学的な規定であり、「世の中」に存在する何かではない。それには自分の心を効率的に利用する方法を学ぶことなどが解決策となる。たとえば、マルチタスクなどというものはない。1つの作業から別の作業へと焦点となる対象を素早く切り替えることはできるが、その切り替えには精神的な負荷がかかる。焦点となる対象を切り替えるたびにエネルギーを使っているのだ。マルチタスクは「流れ」を犠牲にした割込みモードにすぎない。マルチタスクなどをはじめ、あらゆる種類の割り込みを回避すれば情報による過大なストレスは抑えることができる。3番目(そして最も取り組みがいのあるもの)が、最終的には無視をするということだ。「重要でない」ものを無視することは、優秀なフィルタがその役割を果たしたことによる優れた産物である。無視という手法を採用することは、妄想を捨てることである。すべてを知ることはできないのだ。時間をかける価値のない情報を明確に特定し、その情報を捨てることがその目標になってくる。筆者は「ブラピ」一家が休暇を欧州で過ごしているとかいうのは知っている。「オズの魔法使い」に出てくる空飛ぶサルのリーダーの名前が「Nikko」なのも知っている。それに、一度も見たことはないがテレビの「Jersey Shore」に関する雑学もすらすら言える。このような知識はフィルタの不具合による産物だ。もっと良いフィルタがあれば、これらはどれも知る必要がなく、その代わりに、学ぶ時間やエネルギーがなかったために筆者がまだ取得していないデータを有益な情報の海原から入手できていたことだろう。4番目に、情報過負荷を避けるためには永遠に警戒するという代償が伴う。電子メール、つぶやき、投稿など、どのような情報もすべて自由な時間や精神力を奪ってしまう。無駄な電子メール、時間を浪費するつぶやき、あるいは余分な投稿などに直面したら行動を起こすことだ。どうしてこれが来たのだろうか? 今後このようなものが来ないようにするにはどうすればよいだろうか?ここで、ほとんどだれもがやることをしてはならない。単に削除して、そのまま放っておくことはダメだ。あなたは被害を被ったのだ。自分の注意力をコントロールする権利を侵されたのだ。そのようなことを受け入れてはならない。必ず行動を起こすことだ。フィルタの不具合を修正することは、このサービスを使うとかあのフィードを利用するという問題とは異なる。壊れたフィルタに対する許容度を下げるのだ。● フィルタ障害の修正方法1. 自分の電子メールフィルタを完全にマスターすること。フィルタの不具合を克服するために最も重要なツールが Outlook の「ルール」や Gmail の「フィルタ」だ。受信メールのほとんどにルールを適用することを習慣にしたい。すべての受信メールで削除、保存、返信、フラグ、タグ、あるいはアラーム設定を自動で行いたい。2. 自分の入り口として電子メールを使うようにする。各種サービスを利用することで、RSS フィード、オンライン記事、そして各種コンテンツを自分の受信箱に送信することができる。そこには、電子メールのルールやフィルタがコンテンツにも適用できるメリットがある。たとえば、iPhone 関連のチャットが時間の無駄だと感じている BlackBerry ユーザーなら、「Apple iPhone」の言葉が含まれるコンテンツを自動アーカイブするフィルタを設定することができる。多くのライターは自分が書いた記事を電子メールでも配信している(たとえば、筆者が書いたコラムはすべて、こちらのページに行って、右にある「Subscribe to this Posterous」をクリックすれば購読することができる)。3. 検索できるよう分類保管する。なかには緊急の情報もある。しかし、手元にプッシュされてくるものの大半は、実際はいずれ知っておけば良い程度の情報に過ぎない。そこで、あとから検索できるよう、検索可能なフォーマットで情報を分類保管するフィルタを設定しておく。たとえば、筆者は IT ジャーナリストのすべてのリストに載っており、毎日20本のプレスリリースを受け取る。筆者は、送信者とコンテンツを見てプレスリリースを特定し、それらを受信箱に入れずにアーカイブするフィルタを Gmail に設定している。検索を行うか、自分の「プレスリリース」フォルダをわざわざ閲覧でもしない限り、筆者がこれらを目にすることはない。筆者はこのようなフォルダを十数個持っており、コンテンツは受信箱に入ることなく自動的に分類保管されている。この自動ファイリング機能は4つ目の項目にも役立っている。4. 類似情報をグループ化する。「個人的通信事項」、「ソーシャルネットワーキング」、「専門教育」、「個人的趣味」、「政治関連」など、自分の生活に合わせてカテゴリーを作り、カテゴリーを1つづつ選んで見ていく。われわれは大半の場合、すべてのカテゴリーをすべてのフィードに流し込んでいる。一連の流れを断ち切って別の分野に飛ぶのはいたずらにエネルギーを無駄にする。5. 画面の選択肢を最大限に増やす。画面上で読むことが以前よりだいぶ増えており、それがストレスに結びついているので代替案を探すこと。一部のブログはポッドキャストで代用する。オーディオブックを聞くこと。オンラインニュースのソースを1つキャンセルし、BBC ラジオのオンライン聴取を開始する。「reQall」のような音声テキスト化サービスを使って口述したものをテキストにしていく(たとえば、筆者は、自分の iPhone にインストールした reQall アプリに話しかけることで本稿向けのメモを「書いている」)。6. 電話の選別と電子メール経由でのボイスメール受信。筆者は「Google Voice」を利用しているが、代替製品はいくらでもある。電話がストレスによる疲労につながるならば、ボイスメールを使って電話を選別し、ボイスメールにそれを文字化させて電子メール配信させる。7. 修正が済むまで Google Buzz を使わない。 Buzz は、Gmail ユーザーやフォロワーたちなど、全員に情報を流し込んでくる。Gmail の最後尾には、非常に小さい文字で「Buzz を無効にする」リンクが付いている。これをクリックしてもアカウントがキャンセルされたり、フォロワーが削除されることはない。再度クリックすれば、投稿から何からすべて元通りに来るようになる。8. 修正してから Buzz を導入する。 Buzz の機能セットは、それを新しい情報源ではなく情報過負荷と戦うツールにしている境界線を数週間もしくは数か月後には越えてくる可能性が非常に高い。9. 話を再度受け入れる。ソーシャル系のストリームがより重要性を増し、分裂するなか、バラバラの情報の集合が話に取って代わるようになった。前者は情報過負荷を増大させ、後者はそれを和らげる。つぶやきや投稿の形で入手する情報は減らすようにし、その代わりに記事、エッセイ、および書籍の形で入手する。10. 途方に暮れないようにする。情報源過負荷の最大の原因を忘れるなかれ。あなたである。自分のアイデア、To-Do リスト、プロジェクト、リマインダ、スケジュール、連絡先などの各種情報はどのように管理しているだろうか? それぞれのタイプのデータを一か所に集約するようにする。明解で安心できるツールを優先する。筆者としては、タスクには「reQall」や「Teuxdeux」、スケジュールや住所録には「Google Calendar」や「Contacts」、そしてほかのことすべてには「Evernote」を個人的にはお勧めする(これらすべてに共通するのは優れた「使いやすさ」だ)。11. 情報中毒に注意する。われわれの過大なメディア消費の大半は中毒が原因だ。情報をどんどん流し出すこの管は、一部の人々にとっては麻薬吸飲用パイプのようなものだ。情報が流れてこないと不安になるあなたは中毒にかかっている(問題を抱えていることを認めるのは第一歩だ)。情報マニアは、何かを見逃しているのではとの感覚からあちこちをひっきりなしにクリックし、衝動的に新しいストリームに申し込んでいる。そのような理由で自分を困らせるのは感心できない。それに、これでは自分の仕事を片付けるのに十分な精神力も時間も残らない。もし中毒にかかっているようなら、思い切った行動に出ることだ。コンピュータの電源を入れないか、携帯電話で何も見ないようにして1週間に1日依存を断ち切ることだ。12. 現実逃避に注意する。情報過負荷は現実逃避によって治療されたストレスによる疲労のフィードバックサイクルにより悪化する。われわれは自分たちの脳を情報でダメにし、その救済措置として訳の分からないビデオを見たり、Facebook を閲覧したり、気晴らしを求めてユーモアサイトを幅広く探し回る。問題はここにある。これらの気晴らしがストレスによる疲労を増加させるのだ。これらには精神的な注意力やエネルギーが必要だ。それに、これらは問題を解決してくれない。くだらないオンラインエンターテイメントは、スケジューリングや分類をしっかりしておくのがベストだ。仕事と遊びをしょっちゅう切り替えることは情報過負荷の感覚を強めるからだ。その代わりに、外出し、散歩でもして、コンピュータの電源を20分ほど切ったり、画面上で頭を使って情報を処理するのとは関係のないことをする。13. フィルタリングをアウトソーシングする。ある種の情報に関しては、フィルタリングするものとその理由に対して極めて注意深くなる必要がある。たとえば、会社の電子メールや、専門家的な RSS フィードには注意することだ。しかし、ほかのもっと一般的なものに関しては、アウトソーシング版が最良のフィルタになる。例えば自分が映画ファンで、数種類の映画関連 RSS フィードやブログを購読しているとする。多数の重複したニュースを受け取ることになるだろうし、内輪ネタも多すぎる。代わりに、Digg のようなソーシャルブックマークサイトなどに行き、「映画」のカテゴリーを探し、Digg の映画 RSS フィードを取り込んでこの作業をアウトソーシングすることだ。ほかのフィードは一掃し、これだけを利用する。映画のニュース選択は「クラウド」に任せようではないか。関心のある項目を無作為に見つけ出す作業もアウトソーシングすることができる。面白いものを無作為に見つけ出すために設定したストリームはすべて削除して、Google 「Cool」フィードを購読する。14. ゼロサム型のストリーム消費を受け入れる。フィルタの不具合につながる最大の理由が、削除する数より多くの情報ストリームを登録することだ。これは、すべてのものが読めるし、読まなければならない、という錯覚であるスーパーマン コンプレックスから生じるものだ。ストリームを増やすのはそろそろやめるべきだ。電子メールニュースレターを1つ購読しているなら、ほかのものは購読を解除する。だれかを Twitter でフォローしているなら、ほかのだれかをフォローするのはやめる。Google Buzz を使い始めたいなら、FriendFeed を使うのをやめるなど、いろいろある。減らす作業を伴わない増やす作業はしないことだ。この手法の最大のメリットは、量が一定に保たれても一番悪いコンテンツが削除されるため品質が向上することだ。これらのフィルタ不具合修正方法にはどれにも共通するものがある。これらがしているのは、最も有用な情報を特定し、それを最大限に活用するための時間とエネルギーを必ず残すようにすることだ。情報の過負荷がフィルタの不具合にすぎないことは事実だ。そこで、受信情報をフィルタリングする技術はぜひともマスターしていただきたい。■関連記事Intel の世界観あなたがタブレットを使う理由Steve Jobs 氏の成功から学ぶ若者にとって現実はすでに「拡張」されている中国のおぞましい真相を明らかにする Google

景況判断、9カ月ぶり上方修正=地域経済調査−経産省

 経済産業省は16日の拡大経済産業局長会議で、全国10地域の経済動向に関する調査結果を公表した。景況判断は前回の「低迷しているものの一部に持ち直しの動き」から、「厳しさが残るものの緩やかに持ち直し」に上方修正。中国などアジア向けの輸出が好調なほか、エコカー補助金やエコポイント制度の効果で生産が上向いている。判断の上方修正は、昨年6月以来9カ月ぶり。 

<足利事件>菅家さんの公民権が回復 選挙権も復活へ(毎日新聞)

 足利事件で再審無罪が確定した菅家利和さん(63)について、宇都宮地検が無罪を証明する再審結果通知書を菅家さんの本籍地である栃木県足利市に送付し、3月30日付で受理された。これにより、市が管理する「犯罪人名簿」から名前が削除され、14日開かれる市選挙管理委員会を経て、菅家さんの選挙権が復活する。

 菅家さんは09年6月に釈放されたが、再審公判中は無期懲役刑の執行を停止されている状態だった。このため、公職選挙法の規定により同8月の衆院選では選挙権が認められなかった。

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<NOVA>猿橋元社長の特別背任は不起訴 大阪地検(毎日新聞)

フィッシング詐欺を見破ろう、学習サイト利用のススメ

"日本ベリサインが提供する「フィッシングサイトとそうでないサイトを区別できますか?」"  実在する企業や商品、サービスなどに詐称してコンピュータ利用者から不正に情報を盗み出そうとするフィッシング詐欺が国内で増加している。こうした犯罪に巻き込まれないよう、詐欺を見破るための知識などを学習できるサイトを、フィッシング対策協議会や日本ベリサインが公開している。 フィッシング対策協議会は、3月15日にゲーム形式でフィッシング詐欺サイトのURLなどを見分けられるようにするためのサイト「フィッシング フィル」を公開した。 同サイトは、小さい魚の「フィル」が、正しいエサ(正しいサイトURL)を得るために、正しいサイトURLと偽物サイトURLを見分けながら冒険をするというストーリー。制限時間内に正しいサイトURLを見分けられるとポイントを加算していく。偽物サイトのURLをどのような点で判断するべきかといった解説があり、ゲームをしながらアドレスバーに表示されるURLを見分ける力を養えるという。 フィッシング フィルは、米Anti-Phishing Working Groupが提供しているものを日本向けにローカライズした。ゲーム中のURLには日本で利用者が多いオンラインサービスのものを使用し、フィッシングサイトのURLには実際に国内で報告のあったものを使用しているという。 また、日本ベリサインが公開している「フィッシングサイトとそうでないサイトを区別できますか?」では、10問の二者択一のクイズ形式で、フィッシングサイトの特徴的なURLやデザイン、SSL暗号化通信などを解説する。 同サイトでは、強化版SSL証明書の「EV SSL」についても取り上げ、EV SSLを導入しているサイトを対応ブラウザで閲覧した際に、アドレスバーが緑色に変化するなどの特徴も紹介。EV SSLを利用すれば、一目で正規サイトを判断できるといった利便性があり、ユーザーに最新版ブラウザの利用を推奨している。■関連記事Twitterがフィッシング対策 不正URL検出機能を導入大学生を狙うフィッシング詐欺が増加、個人情報の搾取や犯罪の勧誘か国内でも急増するフィッシング詐欺、対策は?【フィッシング】に関連する最新記事【詐欺】に関連する最新記事

<天気>宮古で氷点下20.3度…各地で2月並み寒さ(毎日新聞)

 北から冷たい空気が流れ込んだ影響で28日、東日本の太平洋側と関東地方は気温が上がらず、2月上旬〜下旬並みの寒さとなった。岩手県宮古市の山間部では最低気温が氷点下20.3度、宮城県栗原市では同12.7度と、3月の観測史上最低を更新した。茨城、栃木、埼玉各県では、ほぼ全域で、例年の最も寒い時期の最高気温を下回った。

 東京都心部も、最高気温が例年より5度低い9.5度と2月上旬並み。桜が5分咲きの目黒川沿いでは花見のイベントが開かれたが、人出は前日の5〜7割ほどだった。

 気象庁によると、29日も寒気を伴った気圧の谷が接近するため、東日本全域で冷え込む見込み。気温が上がるのは30日以降になりそうだという。【安高晋】

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気温:4月は高め 気象庁3カ月予報

<高校無償化>朝鮮学校排除に反対 市民ら集会 東京(毎日新聞)
市民に差し止め請求権なし=NHKへの拉致問題放送要請−大阪地裁(時事通信)
<転落死>14階から3歳男児 東京・八王子(毎日新聞)
首相「閣内不一致と言われないようにする」(産経新聞)
<銀河鉄道999>北九州の空へ モノレール開業記念(毎日新聞)
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